お客様とメールのやりとりをしていると、たまに「おお、そんなこと考えたこともなかった!」というご質問をいただくことがあります。

金継ぎをしている人間からすると当たり前に思ってしまうようなことも、初めて金継ぎをしようと考えている方からすれば、これはどうなんだろう? あれは大丈夫だろうか?と、いろいろと心配な点や疑問点があると思います。

お客様とのメールのやりとりは、いろんなことに気づいたり、発見があったりで、とても楽しい時間です。

 

で、先日、「なるほど、そういう心配をされる方はほかにもいらっしゃるかも」というご質問をいただいたのでご紹介。

 

 

「錫仕上げにしたら、熱いものを盛った時に、その部分が熱くなってしまうのでは?」

 

たしかに、錫は熱伝導率のいい金属ですよね。

左上が錫粉(錫粉の袋を開けた時に、粘土に似た匂いがする気がするのは私だけ? 錫仕上げにしてしまうと匂わないんですけど……)。

 

錫に限らず、金でも銀でも、金属粉を蒔く仕上げの場合、下に漆を薄く塗って、その漆が乾く前に金属粉を蒔いて表面につくようにします。

なので、金属粉の薄ーい膜が漆でお直ししたところを覆っている、というイメージです。

 

錫の下には漆の層がありますし、錫自体はとても薄いので、その部分だけとても熱くなってしまう、ということはありません。

物理は死ぬほどは苦手なので、詳しい説明はできませんが、実際に錫仕上げの器を使っていても、お直しした部分を「熱い!」と感じることはありません。

 

なので、大丈夫です。

 

と思ったのですが、念のため師匠にも確認してみたところ、

「錫が薄いというのもあるし、熱伝導率と蓄熱率は違うから、大丈夫」

とのことでした。なるほどー!

 

というわけで、錫仕上げにしても(金でも銀でも)その部分だけが熱くなってしまう、ということはありませんので、ご安心くださいませ!

ほかにも金継ぎに関して、わからないことや不安なことがあれば、こんなこと聞いても大丈夫かしら?と思わずに、何でもお気軽にご質問くださいね。

お客様からのご質問、いつも楽しみにしてまーす♪

 


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