クロフ舎では、拭き漆の器のお直しも承っています。

拭き漆とは、漆を塗っては拭き取り、という工程を繰り返す漆の技法のことです。
漆のあめ色が木地の木目を引き立たせる、木の魅力を生かした技法です。塗りのものと比べると素朴な味わいで、毎日の食卓で気軽に使うのにぴったり。

ただ、塗った漆を拭き取る塗装方法なので、塗膜はとっても薄く、長年使っていると手ずれなどで漆が落ち、木地がむき出しになってしまいます。
そのまま使っていると、はげた部分から油が染み込んでしまったり、水分が染み込んで乾きにくくなったりして、黒ずんだり、カビたりする原因になってしまうことも。



写真のお椀も、長年の使用で外側の漆はほとんどはげてしまっています。
特に洗った時に水がたまりやすい高台の部分は傷みが激しく、黒ずみも目立ちます。


こういう状態になってしまった器も、表面を研いでもう一度拭き漆をすることで、新品のようによみがえるんです。
それがこちら↓

お直し後の写真です。
上で紹介した写真と同じお椀ですよ!
使い方にもよりますが、これでまた、10〜20年は使い続けていただけると思います。


さっき、「新品のように…」と書きましたが、新品のものよりお直ししたもののほうが、長年の使用による味が加わって、仕上がりに深みがあるように感じます。

拭き漆の器はお値段が手ごろなものも多いので、ものによってはお直しをするよりも、新しいものを買いなおしたほうが安いということもあると思います。
けれども、この時間を経て生まれる美しさも捨てがたいもの。

使ったらすぐに洗う、洗ったら乾いた布で拭いてしっかり乾燥させる、などの日々の基本的なお手入れ。
それに加えて、10年、20年に一度などのペースでお直しをしていただければ、それほど高価なものでなくても、一生使い続けていただける、特別な器になるのではないでしょうか。


ちなみに、傷みの程度によりますが、お椀のお直しだと2000円くらいから承っています。
このくらい傷んでしまっていると、下地を施すところからしなくてはいけないので、1つ3000円ほどになります。
5個や10個など、まとめてのご依頼の場合、割引もありますのでご相談くださいませ!


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