角皿のお直しをさせていただきました。
昭和の美濃焼の作家、五代目加藤幸兵衛のものだそうです。
角が割れてしまっていたのを、金仕上げでお直ししました。
割れのラインがちょうど枝と同じような感じで入っていて、とてもよくなじんでいます。
何枚かあるうちの1枚とのことですが、これなら無傷のものとも違和感がないのではないでしょうか。
とっても上手な(笑)割れ方!
五代目加藤幸兵衛さんは35年くらい前に亡くなられているそうです。
もう亡くなられている方の作品は、この先新しいものが生み出されることはありません。
ですが、こうしてお直しさせていただけると、その方のお仕事をさらに先の時代に引き継ぐお手伝いができたなー、と感じられて、とても嬉しいです。