中国茶の急須のお直しをさせていただきました。

注ぎ口の欠けは金仕上げに。

お茶を注ぐときに、キラリと光る金を楽しんでいただけるんじゃないかなー、と思います。

 

蓋の裏の欠けは、こすれることが多い部分だと思うので、金だと落ちやすいかなということで、弁柄仕上げ(渋めの朱)にしてみました。

 

テレビで観たんですが、中国茶の急須は使ううちに、お茶の渋や手ずれなどで、深みとツヤが出てくるそうです。

金継ぎもまたしかり。金は色味が深くなっていきますし、漆は透明感とツヤが出てきます。

急須の成長とともに、お直し部分の成長も楽しんでいただければ嬉しいです!

岡田直人さんのカップを2つ、お直しさせていただきました。

どちらも同じような位置に、同じくらいの欠けがありました。

お二人で使われているので、それぞれの目印になるよう、金仕上げと銀仕上げを選んでくださいました。

目印にしたいとのことだったので、目立つように、磨き仕上げに。

白いカップなので、どちらもよく似合っています。私ならどっちにするかな……悩む……。

 

お客様が個展で岡田さんとお会いした時に聞いたお話では、全体に入った貫入は、コーヒーで入れているそうです!

アンティークのような、使い込んだ風合いがとてもステキです。

白いお皿と黒いお皿のお直しをさせていただきました。

白いほうは山本亮平さん、黒いほうは井山三希子さんのものです。

白いお皿はなめらかな肌に合わせて、磨き金仕上げに。

シンプルなデザインに、ちょこっと入った金がいいアクセントになっています。

黒いお皿は呂色漆(黒漆)仕上げにしてみました。

同じ黒なのでほとんど目立ちませんが、少し光が当たると、マットな肌に艶やかな漆がチラリと見え、とってもかっこいいと思います。

 

同じ色を合わせるの、個人的に好みです。

見えそうで見えなくて、でもやっぱり見えて。

気づいた時の、お!という感じがいいですよねー。

イイホシユミコさんの器を2点、お直しさせていただきました。

 

フリーカップはふちに2ヶ所の欠け。金仕上げで。

ポチッとした金が、かわいらしいポイントになりました。

 

持ち手つきのカップは銀仕上げに。

シンプルな形にはお直しもできるだけシンプルに、ということで、ヒビは漆を染み込ませて焼き付けるのみにしました。

お客様には、金もいいけど、銀の落ち着いた雰囲気がいい!と気に入っていただけました!

 

先日ご紹介させていただいた、深澤彰文さんの白磁展で展示していただいた器です。

2点、お直しさせていただきました。


お猪口。かな?
欠けの入り方が絶妙で、とてもいい景色。日本酒呑んだら、さぞおいしいだろうな……。
外側のラインがフリルのようで、お猪口が付け襟をつけているみたいです。


もうひとつは小ぶりのコーヒーカップです。
こちらは依頼してくださった方のご希望で、銀で仕上げました。


白磁のお直しをさせていただくのも、お直しした器を多くの方に見ていただくのも初めて。
とてもいい経験になりました。
もっとこういう機会を増やしたいなー、と思います。がんばります!

リトアニアの器を2点、お直しさせていただきました。

依頼してくださったのは、靴のデザイナーさん、JUCO.さんです。
お友達がリトアニアから買い付けてきた器で、とっても気に入っていたものだとか。
(行ってみたいなー、リトアニア。東欧、憧れです)

普段は比較的シンプルな作家さんのものや、和食器のご依頼が多く、リトアニアの器のお直しをさせていただくのは初めてです。


ポットのふちの割れは金で仕上げました。黒に金が映えてます。
金糸のリングがふわっとふちにかかっているような、かわいい仕上がりになりました。


小皿は銀仕上げに。
こちらの仕上げは白漆にするか、銀にするか、JUCO.さんもすごく悩まれていたんですが、より金継ぎ感があったほうがいいということで、銀に決定。
かわいらしい柄を邪魔することなく、それでも光の当たり方次第ではキラリと光る銀のラインが、金継ぎの味を楽しんでいただけると思います。


裏はこんな感じ。手書きの文字がかわいい。2014年に作られたのかしら?

初めてリトアニアの器のお直しをさせていただいて、どこの国で作られたものでも、金継ぎは似合うんだなー、とうれしい発見ができました♪
ありがとうございました!

カップ2点のお直しをさせていただきました。


こちらはカケが2ヶ所。
どちらもごく小さなカケだったので、直したところが少し目立つように、ピカッと光る銀仕上げにしました。
逆に目立たせたくない場合には、黒の漆仕上げにすると、直したことを知っている人でなければ、ほとんど気づかない感じになると思います。


こちらもカケが2ヶ所。
器の肌が少しザラザラした感じだったので、光り方を抑えた金仕上げにしました。
写真では上の部分が黒っぽく写っていますが、実際は深い茶色で、金がよくなじんで温かみのある雰囲気になっているかと。


このように金仕上げ・銀仕上げと一言で言っても、実はいろいろなやり方があるので、近々それぞれの違いを画像でご紹介できればなーと思い、サンプルを作っています。
ただ、実物を見ると違いがわかるんですが、写真でそれがうまく伝わるかどうか……。
いいカメラが欲しいす……。
 

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